特 徴




 「オルガネッタ」とは私(脇田直紀)がこの手回しパイプオルガンの為に考えた名称で、「皆様にオルガンをもっと身近に楽しんで戴きたい」という願いが込められています。
 「オペラ」をより楽しく、軽快にしたものを「オペレッタ」と言いますが、これをオルガンに掛けて、「オルガネッタ」と名付けたのです。
 1990年に最初の1台が完成してから多くの方々に親しまれ、1996年には2つの音色を持つ2型も完成し、その音色は北海道から沖縄まで全国各地で楽しまれています。

「オルガネッタ1型」
「オルガネッタ2型」

オルガネッタ1型
オルガネッタ2型
寸法
H74×W60×D35(cm)
H73×W83×D48(cm)
重量
約23(kg)
約42(kg)
パイプ数
38本(メタルパイプ30本、木管8本)
68本(メタルパイプ60本、木管8本)
音域
E〜f”
E〜f”
付属楽器
ベル、ドラム
ベル、ドラム
キー数
41(音階用38、付属楽器用3)
41(音階用38、付属楽器用3)
音色数
1
2
価格
¥1,500,000(税別)
¥2,400,000(税別)


美しい音色
 「オルガネッタ」の特徴は何と言ってもその音色の美しさです。
 柔らかく、優しくそしてどことなく懐かしい想いが沸いてくる様な独特の音色は、鉛と錫を主原料にして1本1本精巧に作られたメタルパイプと、丹念な整音作業の賜物です。
 整音作業では音色の美しさはもちろんですが、音の鳴り方(発音)も重要な要素で、きつすぎない適度のアタックを残した発音が、音楽に心地よいメリハリをもたらします。
 またこの種の小型オルガンとしては、低音部に非常に太い木管を使用しており、大変豊かに低音が響きます。
 そして隣り合った音が出来るだけ協和音関係になるパイプアレンジと、前後左右に立体的に笛を配した独特の音響構成が、小型オルガンとは思えない音の広がりを演出します。
 「オルガネッタ」の音色は、高品質な室内用オルガンとしてリズミカルな曲からしっとりとしたクラシック、素朴な日本の唱歌など、ジャンルを選ばずに様々な曲を美しく表現出来る音色です。

1本1本丹念に音を確かめながら、時間をかけて美しい音色を作り出します。



試聴  2型(トルコ行進曲)
CD「モーツァルト・ミーツ・オルガネッタ2型」六甲オルゴールミュージアム制作


高い音楽性
 音色が美しいだけでは楽器とは言えません。楽器とは音楽を通して演奏者が自分の感性を表現する為の道具です。

 「手軽に音楽を楽しめる自動演奏であっても、豊かな表現力を持った楽器にしたい。」

その答えが曲のテンポを自由にコントロールできる、小型の手回しオルガンだったのです。
 その為に「オルガネッタ」では、ハンドルの回し心地を可能な限り軽く滑らかにして、演奏者の想いをダイレクトに反映できる操作感を実現しています。
 また独自の方法で内部に組み込まれている空気弁の大きさを極めて小型化し、このサイズのオルガンとしては非常に多い38音もの音階(E〜f”)を備えています。(ほぼ同サイズの海外製ストリートオルガンは20〜25音程度)そのため小型の手回しオルガンとしては極めて珍しく半音階で全ての音が揃っており、美しいハーモニーも原曲に忠実に再現出来ます。さらに、パイプの他に鈴と太鼓といった打楽器が加わっているのも「オルガネッタ」の大きな特徴で、(打楽器はON,OFFの選択が可能)さまざまな曲調に対応した表現が可能になります。
 また「2型」では2種類の音色の組み合わせを手動で操作出来るため、演奏者の感性に合わせて音作りができ、より高度な表現が可能になります。
 「オルガネッタ」のハンドルを手にする時、音楽を自由に表現する喜びを感じられます。

ブックをセットした「オルガネッタ2型」の背面   「1型」のハンドル


一品物の作り
 「オルガネッタ」の姿は、まるで大型のパイプオルガンをそのまま小さくした様な非常に凝ったデザインで、写真で見るとテーブルに置ける大きさの楽器とは思えません。
 ケースに高級感をもたらす繊細な彫刻も100時間以上かけて丹念に彫り込まれており、正に一品物の作りです。また「1型」はケース正面に、ご希望のイニシャルを1文字お彫りしています。ケースの素材には長年乾燥させた北海道産の桜材を使用しており、暖かみのある風合いが特徴で、ストリートオルガンによく見られる合板を貼り合わせた作りとは違い、工芸品と言える仕上がりです。その制作には1型で約500時間、2型で約800時間を費やします。
 塗装もヴァイオリン同様に、顔料で着色した後にセラックニスを何度も重ね塗りしていく手法で天然木の美しさを引き立てる仕上がりとし、さらに彫刻やモールドに金色の装飾を丁寧に施しています。銀色に輝くメタルパイプと相まって、インテリアとしての美しさや所有する喜びも満たす格調高い質感です。

美しい装飾の「オルガネッタ」のケース(左1型、右2型)




〒407-0301
山梨県北杜市高根町清里3545萌木の村内
脇田直紀手回しオルガン工房
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